★オリジナリティ★
研究についてですが,そのオリジナリティが重要だという人がいます.
もちろん僕もそれは認めます.
他の研究者が既に行った研究と同じようなことをやったのでは,面白くないし,評価も高いとはいえないでしょう.
ただ,僕の専門分野の農学(園芸学)は,基礎研究ではなく応用(実用)分野ですから,全く新規の研究は難しいと思います.したらいけない,あるいは出来ないとは言いません.しかし,実際には基礎研究で開発された手法などを実際の農業で生かすためにどう改良し,応用していくのかという事,あるいは農業上の問題点の解明などが主眼におかれていると思います.
ある栽培技術で,特許を取得したものを実際の農業で使えるものにしていくために改良しないといけない場合,その特許を取得した研究者と共同研究することによって,より効率よく研究を展開していくこともあると思います.
まあ特許の内容にもよりますが,単に他人がやっていないだけで,実用性はほとんどない特許もあるようです.
他の研究者の論文を参考にして,自分の研究を深化させることもあります.
論文の表面だけを見て,他人の研究を安易に評価することを僕自身はしません.それなりの研究の進展を考えて,研究者は実験を進めていると思います.その研究者の意図を汲み取るよう心がけています.
でも中には,いとも簡単に他人の研究を否定的に見たり,モノマネだと批判する人がいます.そのような人に限ってたいしたことをしていなかったりして??? でも実際には,いますよね,こういう研究者が. このことに本人が気づいていないのが,最低ですが.
また,他の分野の研究者と共同研究をしていかないと研究が深化していかない時代ともいえます.これができない研究者は,自分の殻から抜け出すことは出来ないと思います.確かに自分で全て解決できれば,理想的かもしれませんが,近年各研究者の専門は非常に特化して細分化してきていますので,うまく役割分担をしてデータを出していった方がよいように僕は考えます. これにも否定的な人がいますが,その人の考え方によると思います.
最近話題になっている京都大学の山中教授のような万能細胞の研究は,そう簡単に出来るものではありません.特に地方大学では予算的にまず不可能です.最低でも旧帝大系の研究室で無いと無理でしょう.
予算的に言えば旧農林水産省の各種研究所の方が潤沢のようです.国立大学は独立行政法人になってから,どんどん予算を減らされていて,もう大変です.
話がそれてしまいましたが,研究のオリジナリティを大事にしながら,一見地道な研究が僕としては一番やってみたい研究ですね.内容が深い研究というか,その研究を進めていくうちに次々に新しい疑問がわいてくるような研究,そんな研究テーマを見つけていきたいと思います.
でも一方では,予算が獲得できるような実用的で先端的な研究もやっていかないと研究費がないことになり,両者の内容を含む研究テーマを上手く組み合わせて,やっていければ最高です.
では,また.
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